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覚書き 「君と僕」を遠く離れて

ちょっと間があいてしまいましたが、
今回の題詠blogについてあれこれ感じたことをまとめておきたいと思います。

まず、失敗から。
投稿ミスを今になって見つけちゃった。「058:魔法」のお題。
僕は「魔方陣」という言葉を詠み込んだんですが、よく見たら「魔法」じゃないじゃん。
「魔方陣」と「魔法陣」とは別物なんですね。まったく気づかずにスルーしてしまいました。
ということで、前回エントリの「百ならベ」は「魔法失敗Ver.」としておきました。
また、「魔法」を詠み込んだ歌も100首の最後にオマケとして付け加えました。
なんか詰めが甘くてすみません。

では気を取り直して、全体の感想を。
実は、というほどたいした話じゃありませんが、今回、100首作るに当たって、
「一人称も二人称も使わずに詠む」という自分内縛りを設けました。
厳密に言うと二人称はちょっとだけ使ってるんですけど、一人称はゼロのはず。
というのも、投稿されていた歌に「君と僕」の歌が多かったので、
あえて逆を行けば目立つかな、と思ったのがきっかけです。
僕のことを詠んでいても、「僕」とは語り起こさない。
君のことを詠んでいても、「君」とは呼びかけない。
できるだけ「君と僕」から遠く離れて歌を詠む、というようなつもりでした。
つまり、自分の中から沸き上がるものではなく、
「お題」という外的なものから歌を立ち上げるということです。

なので、お題に対するアプローチは、いろいろと悩みました。
せっかくの題詠なので、お題を活かしたいよねなんて思ったりもして。
できるだけ、お題がちゃんと効いている歌にしたいというか。
まあ、「魔法」は失敗しましたが。
あと、お題で歌を作ると、言葉の選び方が説明的になりがちで、その匙加減が難しかった。
僕の根っ子にある理屈っぽさが、ついつい出そうになる。
でもそれって、詩としては、あんまりよろしくないかなあという気もします。
これは、今後の課題かな。

そうやって「君と僕」を遠く離れて詠んでいても、日々歌のことを考えていると、
身の回りのあれやこれやがするするっと入ってくるんですね。
そのときどきの何気ない出来事や友人との会話、観た映画や読んだ本、
ニュースや天気、鼻歌やふと思い出したことなどが、100首の中に紛れ込んでいます。
そういう意味では、やはり2009年の歌ということになるんでしょう。
今年はいろいろと気が滅入ることが多い年でしたが、題詠blog、やってよかった。
そんなことを思う、12月です。

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